パインファニチャー
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稲刈りが終わると、十月、十一月は面河が一番華やぐ季節です。所藪の周りの小楢やモミジの林も日ごとに色が深くなっていきます。わが家の前は小楢の林なので、家に居ながら、その紅葉を楽しむことができるのです。面河に住んで初めて知った遊びは、茸狩りです。散歩の途中で出会うたくさんの茸たち、とてもおいしそうなのですが、間違って毒茸を食べてしまってはたいへんなので、採ることもできません。茸のことをよく知りたいと思い、探求心の強い夫は、分厚い茸図鑑や茸料理の本など四冊ほど買いこんできました。日本には四千種類もの茸があり、名前がついていて、食用か食用でないか分かっているもので一千種類、その内二百種類程が食用とされているそうです。茸のことを地元の人に尋ねてみました。{あしたか}と言われている楢茸、{いもぐら}と言われている千本シメジがあると教えてくれました。茸のことを知るようになり、親子三人でよく茸狩りに出掛けました。とても楽しくて、ついつい時間を忘れてしまいます。たくさんの茸を採って帰るのですが、最初の内は、本と同じらしきものを見つけても、はっきり同定することができません。まず、それに似た毒茸がなければ安心なのですが、念のため、夫が毒味をします。半日たって異常がなければ、私と風太が食べることにしました。所藪の道端には、畑シメジがありました。食べると歯応えがあり、なかなかの味です。近くの小楢の林では、マツタケと並び称され、香りマツタケ味シメジと言われるホンシメジも見つけることができました。この林にはセンボンシメジ、ヌメリイグチ、アミタケ、クリタケなどもありました。茸が生えるのは、広葉樹林ばかりではありません。スギヒラタケの群生地は、暗い杉林の中に突然、真っ白なお花畑が現れたようで、とても神秘的です。友人が来ると、沢山採れた茸を使って外で木蓋鍋いっぱいに茸汁を作り、紅葉を眺めながら食べるのが、秋の楽しみです。明おいさんが香茸もあると教えてくれて山の中を捜すことにしました。香茸は東北地方では珍重され特別なときに使われるという茸だそうです。そんな珍しい茸ならと、一生懸命探し回って、群生場所を発見した時の興奮は忘れられません。リュックに一杯採れて、喜び勇んで帰り、本に載っていた香茸と生クリームのパスタを作ってみました。本によると、この茸の香りを嫌いな日本人はいないと書いてありましたが良い香りとは思えません。味も好きではありませんでした。茸の味も、地方により差があるようです。でも、おいしくて楽しい茸狩り、また一つ、山の楽しみが加わりました。